東南アジアの蒸し鶏ご飯を、土鍋で炊いてみました。
無投薬刀根鶏を一緒に炊くから、ご飯ももっちり、おいしさもアップします。
本場では蒸し汁で炊くご飯を、有機ジャスミンティーにチェンジし、
風味のよいご飯に仕上げます。

【末金典子】


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▶昨年末からスタートした【今日なに食べた?】シリーズは既に55回目。そのうち★★★は今回のタイ風蒸し鶏ごはんで8つ目です。毎日の料理のレシピは、多くの候補の中から写真と材料と料理方法と料理人をみて、私たちが「おいしそう!」「食べてみたい!」と思うものを選んでいますが、実際に作ってみるまではほんとうの価値は分らないものです。★★★料理は私たちが実際に作って、食べて、楽しんで、特に美味しいと思っただけでなく、ぜひ誰か他の人にご馳走したいと感じるレシピであることを基準にしています。『次世代金融講座』でも、いつも私たちの手料理で懇親会を開催するのですが、いつも★★★メニューの中から選別しているのです。

▶私たちが強くお勧めする★★★のお料理は、レシピを省略せずにご紹介することにします。材料は私たちの2人前の分量(恐らく普通の人が食べる倍の量)です。

宮崎県産無投薬刀根鶏もも肉(400g)に、伊平屋島の塩(小1強)、有機ブラック・ペッパー(パウダー)(適量)、有機にんにくすりおろし(小1/3)をもみ込みます。
ハリオの土鍋に、磨いだ龍の瞳(2合)を入れて、有機しょうが(10g)の千切りと①をのせ、有機ジャスミン茶(360cc)を入れて炊きます。
③小鍋に有機しょうゆ(大2)、メガシェフの無添加オイスターソース(大1)、粗糖(甘糖太陽)(大1)、水(大3)を入れて火にかけます。ひと煮立ちしたら、片栗粉(小1/2)を水(小1/2)で溶いてから混ぜ、とろみをつけます。
④ボウルに、有機きゅうりの長め乱切り(1/2本)、ヘタを除いて半分にカットした有機ミニトマト(6個)、手で一口大にちぎった有機レタス(1枚)、ざく切りにした香菜(2、3株)、伊平屋島の塩(適量)、有機レモン果汁(適量)を入れ、軽く混ぜます。
⑤②が炊きあがったら、鶏肉を取り出し、食べやすい大きさに切ります。器にごはんを盛り、鶏肉をのせ、④を盛り合わせます。③のタレを鶏肉にかけてできあがり。

▶私が考える料理のポイントは、鶏肉の皮下脂肪をキチンと取り除くこと(食感と食後感がずいぶん違います)、可能であればぜひ土鍋で炊いて頂きたいこと、有機ジャスミン茶はペットボトルではなく煮だしにこだわって頂きたいこと(ペットボトルのお茶にはアスコルビン酸が添加されていて、煮だしのお茶とは味がまったく違います)、炊き込み料理でもごはんの質に妥協しないこと、付け合せ(サラダ)の材料の組み合わせをできるだけ自己流にしないこと、でしょうか。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。