本当にご無沙汰してしまいました。
お久しぶりでございますね。
あなたはお元気にお過ごしでしょうか。
2019年末の「新型コロナ発生」と騒がれた同じ頃に、
私が火傷と骨折という怪我をしてからもう1年以上が経ってしまいました。
そろそろ麗王を開けなくては…と思っていた矢先の2020年の夏、
難病に罹ってしまい、コロナの状況も悪くなり…と、
一生続けるはずだった麗王の閉店を考え始めました。
今日までの間に、もう開いているのではと麗王に足を運んでくださった方や
お電話やメールをくださった方には大変申し訳ないことをしてしまいました。
本当にごめんなさい。
今日はとても長くなってしまいますが、最後の麗王便りをお送りいたします。

昨年に引き続き今年も、私達は、これまでに経験したことのない先の見えない
不安に包まれ、本当に大変な年になってしまっています。
辛い思いをした方が多かったばかりでなく、その「辛さ」の種類が人によって
大きく異なっていたため、私達は「辛さについて語り合う」「辛さを分かち合う」
ことさえ、妨げられてしまっていたように思われます。
大切な友人に会えなくて寂しい思いを抱えておられる人、
最愛のご家族と過ごせない辛さを抱えている人、病を得て苦痛と不安に苦しんだ人、
大切な人の身体を心配して心を削った人、仕事を奪われた人、
人間関係が破壊された人、心のよりどころを失った人、過重な責任に命を削られた人、
希望や蓄積してきた努力を押し流されてしまった人、
正解のない問いの前で自問自答を繰り返した人など
本当にたくさんいらしたことでしょう。
なのに、ひとつの悩みを吐露すれば「もっと辛い人がいる」「私の方が苦しいよ」
というこだまが返されるであろうことを見越して、
多くの人がぐっと口をつぐみました。マスクの内側にうめき声は封じられ、
見えない孤独の中で多くの人が傷ついていただろうと思うのです。

でも、こうした状況だからこそ、この世界に生きる全員が「当事者」に
なったからこそ、見えてきたものもあるのではないでしょうか。
自分の暮らしに本当に大切なものや、新しい働き方、人や社会とのつながりが
いかに尊いものか。
しみじみと嬉しいと感じる大切な人との時間や、あぁ美味しいなぁと思うご飯、
安心して穏やかに眠ることができる夜、そんな豊かさがいかに大切か。
ありふれた毎日が、いかにありがたいか、愛おしいか。
いまの私達にはもう、よくわかっています。
心が不安定に揺れ動いても、自分の手と知恵を使って懸命に築く暮らしは、
生きるうえでの太い軸となる。
この季節を乗りこえたら、私達の前にはきっと、新しい地平が開けている。
そう信じます。

あなたの生活は、お気持ちは、この1年ほどでどう変化なさいましたでしょうか。

私はと申しますと、昨年の7月までは、順調に火傷のケロイドも癒えてきて、
あとは左肩骨折のリハビリにと励む毎日で、様子を見てそろそろ麗王を再開するべき
と思っていた矢先、眼が飛蚊症になったり、歯医者さんに通ったりと、
体調が少しずつおかしくなり始め、今度は手のこわばりが出てきて段々ひどくなり、
肘も痛むようになってきたので、更年期障害? それとももしやリウマチ? と
麗王でもお馴染みのめぐりん先生に琉大の専門医の先生を紹介していただき
受診したところ、
「リウマチ因子は検査結果には出てこないのですが、ほとんど間違いなく
リウマチだと思われますので はじめは非ステロイド系抗炎症剤で痛みをおさえ、
その後関節が破壊されないよう抗リウマチ薬やステロイドで治療していき寛解を
目指しましょう。」とのことでした。
そこで素直に一ヶ月半ほど痛み止めを飲みながら病院に通っていたのですが、
痛みが指先から手首、肘、肩、首、背中、足先、足首、膝、股関節と全身の関節に
及び、上腕やふくらはぎや太ももの筋肉までもが激痛に。
なんとかお風呂やトイレには一人で入れるものの、着替えや、歯磨きができない、
寝返りが痛くてできない、ベッドから起き上がれない歩くのもままならないなど、
どんどんといろいろなことが一人ではできなくなり、車椅子の一歩手前
というところまで悪くなっていくばかり…。
ここで「全身性関節リウマチとリウマチ性多発筋痛症を併発しているようです」
との先生の診断。

そこから猛烈にリウマチについて勉強し始めました。
専門書から、論文から、克服した人の手記から、多種多様の自然療法書を読みあさり、
抗がん剤を薄めた免疫抑制剤を使うことからガンの一歩手前の病気とも
言われているためガンに関するあらゆる本も読みました。

学んだことは、風邪をひいても私たちはすぐにお薬に頼りがちですが、
本来は、熱も鼻水も咳も痰も、身体に入ってきたウイルスや菌などの毒を
排出しようとして身体が闘って治そうとしているもの。
それを私達は石油から作られた薬剤でその熱を下げたり咳や鼻水を止めようとして
自然治癒力を止めてしまうわけです。安静に温かくして寝ていれば治るものなのに。
ガンでもリウマチでもアトピーでも糖尿病でも高血圧症でも
大体の病気はどんな病気でも結局は生活習慣病であり、
自分で生き方や働き方や食べ方や考え方を改め、免疫を高め、
その自然治癒力で治していかなければならいもの。
それなのに免疫を下げる抗がん剤や抗リウマチ薬を飲んで、目の前の症状だけを止める。
根本はというと全然治っていないまま。まさに西洋医学の対症療法的医療のあり方
ですよね。
ガンの3大治療は「抗がん剤」「放射線治療」「手術」で寛解する人もいますが、
再発率が高いし、リウマチは抗リウマチ薬やステロイド服用で寛解をめざしますが、
結局寛解って治っていないってこと。一生薬漬けってこと。
それどころか、薬を飲んでいる間に血流は悪くなり、身体は冷え、病気自体は
悪化していて、薬の副作用も出てくる。
そういうことを痛み止めを飲み続けた一ヶ月半で実感しました。
もちろん、西洋医学はダメだと言っているわけではありません。
救急医療などでは絶大な効果を発揮する大切な医学です。
ただ、生活習慣病においては自分で招いた病気であり、症状を緩和する対症療法では
根元での完治はほぼ望めないと思うのです。

なので、先生に
「今の対症療法的治療では私は治りませんよね?
一生免疫を下げるお薬を飲み続けるんですよね?
私は治りたいんです。なので投薬治療はひとまず待っていただいて
自分で働き方、考え方、食べ方、生活を変えて、徹底的に身体を温めて、
血液の質を変え、血流を促し、漢方医の指導のもと自然療法で完治を目指そうと
思っています。ただ、先生にも見守っていただきたいし、これでは到底無理だよ、
などチェックもしていただきたいので、定期検査はお願いしたいんです。」
と言いましたら、気持ちよく、というか、どうせすぐに痛すぎて
「やっぱりお薬飲みます~!」と泣きついてくるだろうという感じで
引き受けてくださいました。
全国に80万人いると言われるリウマチ患者の死亡原因の1位は、
リウマチではなくなんと間質性肺炎。免疫を下げる薬を飲んでいるので
感染しやすいためです。
私なんて気管支も弱いしコロナにでもかかって一発で死んでしまいます~!
ステロイドだって副作用の恐いお薬ですし、いずれ効きが悪くなり投薬量も
どんどん増えていきます。そんなお薬絶対に飲みたくないと決断した訳なんです。
それが昨年9月の中旬でした。

お薬を断つと熱はガンガン出てくるわ、全ての関節が腫れるわ、痛いのなんのって!
でも熱も腫れも痛みも自然治癒の経過なのだと理解し、
二日に一度北谷のちゅらーゆ天然温泉に通ったり、一週間に二度頭に鍼をさす
山元式頭鍼療法に通ったり、ユーグレナやノニやビタミンCを飲んだり、爪もみ療法、
つむじ療法、ひまし油を塗ったり、こんにゃく湿布をしたり、
野菜スープやジュースを毎日飲んだり、ビタミンD生成のための日光浴など
そりゃもういろいろやりました。(今もいろいろと継続中)
でも基本は、これまでの無添加オーガニックの食事に加え、玄米にし、
三白と言われる精製された白米・白砂糖・白い小麦粉や、カフェイン・
冷たいものは一切とらない、などの食事療法、
湯たんぽや、温熱マットで寝る、靴下の重ねばき、温泉などの血流のための温熱療法、
ウォーキング、軽い体操やストレッチなどの運動、
考え方、生き方の見直しなどの自分の思考の変革、これらが柱です。
この間もかなりたくさんのガンやリウマチを完治した方々の手記や、
自然療法推進のドクター達の著書などを読みましたが、
完治への道としてどれも行き着くのは、
1, 身体を徹底的に温め血流をよくして毒素を出す
2, 食事を改める
3, 考え方や生活を改め、ストレスをなくし、ポジティブに生きる
4, 運動する
5, しっかり睡眠をとる
そうすると人間は自然に治癒していくものだということでした。

さて、その一ヶ月後の検査。薬の毒の副作用もありましたし、
症状が散々出てきていたので当然悪くなっていました。

そして二ヶ月後の11月の検査。まだまだガンガン痛いままなので、
また悪化しているんだろうなと臨みましたら、意外や炎症などの数値が下がり、
免疫が少し上がっていました。痛みの方も皮が一枚剥がれたように体調が
軽くなりました。
先生も「う~ん…数値がよくなっていますね…当分これでいってみましょう」
とのこと。これで随分救われました。
なんせそれまでの二ヶ月は、体調のひどくつらい時など、
果たして自分はとんでもない間違いを犯しているのでは…
こんなに痛い毎日でどんどん悪化しているのでは…
こうしている間にも関節の破壊は進んでいて寝たきりになるのでは…
といった思いがしょっちゅう頭をよぎっていたからからなのです。
去年まで週に何度もランニングしていた自分が…と信じられない思いに
とらわれたり、街で見かける元気そうな人達がうらやましく映ったり…。
なんせあるドクターからは「自然療法?漢方医?あなたそんなことやってたら
10年後には障害者手帳持って寝たきり人生ですよ。それでいいんですか?」と
ガツンと言われてもいたので…💧

期待して12月の検査に臨むと、何故だか数字はまた悪い方向に!
ガ~~~ン!となりましたが、よく考えてみると、痛みが軽くなった分
今までよりもいろいろと動いてしまっていて、それで関節や筋肉に負担がかかり
炎症してしまったようにも思います。
先生からは「さぁ、お薬のみますか~? 楽になりますよ~」と言われたのですが、
ここまで痛みに耐えてきて、ここでのんでしまっては元の木阿弥!と、めげずに
のんびりと頑張りすぎすに自然療法に養生に励む毎日を1月も引き続き送りました。

この2月に入ってからは、痛みはまだまだひどく、炎症数値も悪くなったり
しているものの、免疫がかなり上がってきているので、ようやく治癒に向かうための
身体になりつつあるのかなと、落ち込まずに前向きに樋口に介助してもらいながらの
養生の毎日です。

今回身体がかなり不自由になったことで、「自分一人で生きねばならない」と
思い込むのは、幻想なのだと思いました。
私達は生まれてから死ぬまでずっと、人の力を借りないということがありません。
意識にはのぼらなくとも、誰かを助けているような時でさえ、
助けているその相手から、心の支えを得ています。
本当に難しいのは助けを得ることではなく、「自分が助けを必要としている」
ということを、自分で認めることなのだと思い至りました。

また、病気になって一番大きいのは心のあり方です。
なぜ自分がこの病気を招いてしまったのかは、もちろん働き方、食べ方、
生活の送り方などにもたくさん理由は挙げられますが、
ストレスも含めやはり自分の心による部分がとても大きいので、
ひたすら自分と向き合う毎日です。
思うに、冬や病気は、人が沈思黙考するために天が与えてくれる時間なのでは
ないでしょうか。
私は病気を治す気いっぱいでいますので、その前に今は内向きの気持ちを存分に
惜しんでおきたいと思います。

さて。
そんな日々のなかで、麗王はこの25年で幕を閉じようと素直に思いました。
60歳を目前に、ずっと立ち仕事、飲酒、副流煙、いろいろなストレス…もう無理が
あるなと感じています。
これからの後半の人生のために生き方をシフトする時が来たようです。
本来は40歳ぐらいで辞めるべきだったのかもしれません。
40代半ば頃から体調を崩しやすくなっていたからです。50代に入ったらもうテキメン!
いろいろなところにガタが出始め、まるでウルトラマンのカラータイマーが
ピコピコと警告しているかのようでしたから。

でも麗王を続けていたからこそのありがたい出会いが、出来事が、
たくさんありました。
麗王を終わる…そう思った途端に、あの人のお顔、この人のお顔が、どっと次々に
浮かんでまいります。
一緒に泣いた人、つい熱くなってけんかしてしまった人、旅行に行った人、
パーティーに来てくださった方々、朝まで語り合った人、怒らせてしまった人、
仲直りした長いおつきあいの人、おなかがよじれるほど一緒に笑った人、
あの人この人…。
いらしてくださった時、何か一つでもお役に立つことはできただろうか。
麗王に行ってよかったと思っていただけただろうかと、お一人お一人のお声を聞きに
お伺いしたい気持ちで一杯です。
いつものように麗王に行ってはみたものの今日はつまらなくて損をしたと
がっかりされないよう、みなさまの大切なお金を無駄にしないよう、
どんなふうに楽しく時間をお過ごしいただこうかと考えながら、
大きく反省をしながら、お一人お一人の肩にそっと手を当てるような気持ちで
人と人との繋がりを大切にと、麗王を25年の間自分なりに続けてくることが
できました。
本当にありがとうございました。

最後の麗王便りですので、この25年を通してたくさんの方々と接してきた私が
感じたことをここにお伝えしたいと思います。

「自分の人生、はたしてこれでいいのだろうか」というお話を
すごくたくさんの人からうかがいました。
やりがいを感じられない仕事、夢はあるのに実現できていない自分、
恋愛のこと、家庭のこと、職場の悩み…
突き詰めればとにかく自分が好きじゃないという内容がすごく多かったように
思います。

あなた、自分の魅力に気づいてないでしょ!
自分を平凡と思ってる人、あなた、すごくよくがんばってるよ。
唯一という言葉はあなたのためにあるんだよ。

そう伝えたい。

いつも周囲の目、世間的な物差し、外部からの評価などに心が向いていたら、
無意識のうちに、自分の基準を外部の基準に合わせてしまうものです。
その結果、「私らしさ」はどんどん遠ざかってしまいます。
もちろん、外部との関係を断ち切り、世間を無視して生きることはできません。
でも、自分を中心に据えて外部と関係を結ぶことと、外部を中心にして自分との
関係を考えることとは、まったく違います。外部の目や物差しで自分を評価し、
世間の枠に合わせて生きようとすると、本来の「自分」は歪んでしまいます。

じゃあ、どうしたらいいの?

自分ではないものをふるい落として、その核に残ったものを見つければいいのです。
そんなふうに悩んでいるのは、自分を特別な一つの存在としてみていないから。
それは自分への暴力だともいえます。
自分の生き方に点数を付けるようなことをやめて、ただあなたの生き方をまるごと
受け入れてあげましょう。
批判したりする人もいるでしょう。でも、動揺する必要はありませんよ。
私達はみな、自分の人生を生きているだけなのだから。
そして、あなたは世界に一人だけの、固有で独創的な存在なのだから。

樹に繁る葉っぱは形も大きさもまちまちで、向きも一定していない。
それが樹全体の、葉っぱの、美を醸し出しているのです。
もしあなたが人々に対してそのように感じたらどうでしょう?
全員が同じ服を着たり、同じ信念を抱いたり、同じ行動をしたりする必要が
なかったらどうでしょう?
どんな姿形をしていようと、お花のように一人一人が美しいと感じられたら
どうでしょう?

「天上天下唯我独尊」という言葉がありますよね。お釈迦さまが生まれてすぐに
発したとされる言葉で、「自分がいちばんえらい」といううぬぼれの意味で
誤用されやすいのですが、本当は自分の尊厳を表しています。
ほかの誰でもない、この世にたった一人の人間として、あるがまま、命のままに
尊いということ。
私は、みんながそれぞれ天上天下唯我独尊、世界でたった一つの存在なんだってことを、
もっと深く自覚した方がいいと思うのです。

とにかく、すべきことはできるかぎり自分らしくあること。
それこそ自分が存在している理由だから。
自分らしくあることに尻込みしていると、この世界に自分は存在しないことに
なってしまいます。あなた以外にあなたはいないし、これからもずっとそう。
もう一度、声を大にして言います。
あなた以外にあなたはいないし、これからもずっとそうなのです。
私達は誰もが、個性的で素晴らしく、そしてごちゃごちゃに見える見える状態で
完璧なのです。
自分自身を探検し、尊重し、自分の人生を生きていきましょう。
誰かのまねをするのではなく、凜々しく生きていきましょう。
どうぞ自分を愛してください。他人も愛してください。

「人生は実に儚いものだ。争いや破壊、嫉妬、責任追及などしている時間はない。
あるのは愛するための時間だけ、それも、僅かな時間だけだ。」

そう語ったアメリカを代表する作家マーク・トウェインの、百年以上前の言葉を、
私は引き継いで、あなたに手渡したいと思います。

「あるのは愛するための時間だけ、それも、僅かな時間だけだ。」

年かさの私からいえば、何にでもつまずきそうな若い人が愛らしくもなり、
いたましくもなり、励ましてあげたい気持ちによくかられたものです。
でも若い人を励ましているうちに、いつの間にか、それが自分自身の励ましに
なっているのに気がついたりしたものです。

なんで私達は出会ったのでしょう、この短い人生、小さな地球の上で。

きっと愛のために。

どうかみなさま、お元気で。
考えながら、悩みながらも、うんと愛して、上を向いて歩いていきましょう。

25年間本当にありがとうございました。

さようなら、麗王。

麗王
末金典子

* 麗王の場所は、これまで麗王にいらしてくださっていた百田さん、銘苅さん、
高良さん達によって「織瑠 おる」という人の集う場として生まれ変わります。
「麗王 れお」→「織瑠 おる」としりとりの名のようにつけてくださいました。
オープンは4月中旬頃とのこと。どうぞ麗王同様よろしくお願い申し上げます。
連絡先 百田090-7587-8538 銘苅080-1746-5264

お元気にしていらっしゃいますでしょうか。

昨年12月の新型コロナ感染症発生と同時に、
麗王のカウンター内で熱々のおでんの大鍋を持ったまま、つんのめって転び、
おでんを頭や額や腕にかぶり、額や腕に火傷を、左肩は骨折してしまい、
治療、リハビリ、そしてコロナ自粛…と、すでにもう半年も!
お休みさせていただいております。
その間にご連絡をくださった方々、本当にありがとうございました。
わざわざ足をお運びくださった方々、大変ご迷惑をおかけしてしまいました。
本当にごめんなさい。

世の中はようやく通常に戻りつつあるようですが、
その名のとおりのこれまでにはなかった新型の感染症ですから、不明なことも多く、
それが不安をあおっていろいろな情報が飛び交い、
この数か月は不安で不自由な日々を過ごされたことと存じます。

私達は普段、たくさんの人との関係をご縁をいただきながら生きています。
私でしたら、麗王にいらしてくださる方々との会話、朝起きたら顔を合わせる家族、
本土に行くたびに会う友人、ランニングで会う方々との世間話、
行きつけのお店のレジでのちょっとしたやりとりでさえ。
今回は日常のありがたさにも改めて気づかされた機会となりました。

かけがえのない人々と分断され、屋内での生活が
強いられる…というあまりにも
いつもと違う状況に置かれ、また冬にも流行するかもという可能性もあったり、
アメリカやドイツではまだまだ感染者が増えていたりと、
世界中で終わりがなかなか見えません。

人類はこれまで、長い歴史の中でたくさんの新しい病気と闘ってきました。
そして、そのたびに力を尽くして乗り越え、新たな知恵を得てきました。
そのような歴史を考えると、この状況をどのように受け止めるかが
試されているような気がしてなりません。
人としての生き方や考え方、対応の仕方が真剣に問われているように
感じられるのです。

いろいろな問題が横行しましたが、こういう時は、怒りも被害者意識もいりません。
みんなで助け合い、愛情をかけあい、自分らしく生き、頑張っていこうという
前向きな気持ちが大切な、転機の時ではないかと思いました。

さて、私の状況はと申しますと…
本当に肩の骨折って厄介なものだということをつくづく実感しております!
半年も経つというのに、激しい痛みが長引き、まだまだ左手が不自由なために
自宅では毎日2時間、豊見城の整体院に週1回というリハビリに励む日々です。
パンツをあげること、かゆくなった背中をかくこと、髪の毛のシャンプーを
することなどが難しい! 服を脱いだり着たりにだっていちいち手間取っています。
左手が使えないだけで、こんなにも不自由な思いをしなければならないのかと痛感!
身体的にハンデキャップを持つ人々のことを改めて想いました。

今は毎日おうちでお料理したり、溜まっていた読みたかった本390冊ほどを
併読したり、PCのお引っ越しをしたり、スローランニングしたりと人生の夏休みを
楽しんでおります。

そんなこんなで麗王でしっかりおもてなしさせていただくにはまだ無理と判断し、
また楽しくお話しさせていただけるちょっと先の未来に想いをはせつつ
ご迷惑をおかけいたしますが、もうしばらくはリハビリに励ませていただくことに
いたします。
正直申しまして、マスクをして表情もわかりにくいまま麗王でお話させていただく
というのにも、なんだか戸惑いも感じています。もう少しコロナの感覚が
薄れてきたら…とも思ってみたり…。

新型コロナ感染症といい、怪我といい、本当に何が起こるか全く予測不可能です。
人生は、まるで航海のようであり、
その地図は、さりげなく自然の叡智が、自分の心の声が、教えてくれる…そんな風に
生きたいなあと思いつつも、ついついいろんなことに振りまわされてしまいます。
嵐もあるし、やわらかな波もあります。

でも大事なことは、船長は私ってこと。
それだけは、ゆずれません。

あなたの人生という航海の船長もまた、あなたです。

お会いして積もったいろんなお話がしたいなぁ。
あなたは今どんなお気持ちで過ごされているのでしょうか。
またお目にかかれますまで、どうぞ少しでも楽しいお気持ちで
航海を続けておられますように。

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末金 典子