春の訪れを感じる今日この頃ですね。
新しい年度も始まりました。
あなたはお元気にお過ごしでしょうか。

いつも麗王にいらしていただきましてありがとうございます。
心より感謝いたします。
毎年この頃になりますと大切な人へ一年に一度の手紙を綴るように、
人を想う愛情という心を精一杯働かせて書かせていただいておりますこの
ごあいさつメールも今年で21年目となり麗王はおかげさまでこの3月で22年目を
迎えることができました。たくさんのご支援をこの21年間本当にありがとうございました。

新しい節目に改めて思いを巡らせてみました。
みなさまが一体どういうお気持ちの時に「今夜はちょっと麗王に寄ってみようかな」と
思ってくださるのか。
そして幾人かの方にお尋ねもしてみました。

「悩みや愚痴を聞いてほしいとき」「いいことがあったとき」「人生の転機を迎えたとき」…
など、お答えは様々でしたが、こういう御意見もいただきました。

「身辺が忙しいほど、会社での悩みがあったりするほどに家路から気持ちは遠のき、
帰る前に社会と家庭との軌道修正を試みるのか、なぜか寄り道したくなるんです。
疲れているほど誰を誘うことなく一人どこかに行きたくなるものなんです。
きっとこのワサワサした気持ちをどこかに落としたいんでしょう。
なので今日は麗王に寄りました。来るといつも典子さんがみなさんのお話を
一生懸命聞きながら一人でパタパタと働いていてなんだかとてもうれしいんです。
それは正直な気持ちです。で、そうやって働いている姿を見ていると、
ああ、ぼくも頑張ろう、なんて単純に思ってしまうんです。みんなそうなんじゃないかな。
そして、ちょっとした特別な一言、たとえば『いつも、ありがとうございます』なんて
言われれば実はとびきりにうれしかったりするのです。
それで何かがポトンと落ちるんです。きっとぼくみたいな気分で訪れている人も
いるはずです。たくさんの人の寄り道を作ってくれているんです。
時間がなくたって、ああ、麗王でちょっと飲んでいこう。笑顔に会いにいこう。
言葉にはしないけど、『いつもありがとう』って思ってます。」

わぁ、そんなふうに思っていてくださる方もいらっしゃるんだなぁと、
とてもうれしく思いました。

もし、なんのトラブルもなく、小さな悩み事さえもない日々ならば、
自分の人生について考えることなどないでしょう。
けれども、そんな人はこの世に一人もいません。
なぜなら人生は何か起こるのが当たり前で、つまづき、ときに転ぶことにこそ、
この世に生まれてきた意味があると言っても過言ではないからです。

現世はトレーニングジム。
たましいを鍛えるために、私達は現世に生まれてきたのでしょう。
それは私達がみんな未熟な魂だからなんでしょうね。
もしも完璧ならば鍛える必要もないわけですから生まれてくることはないのかも
しれません。人生におけるつまずきは、「未熟な部分はここですよ」と
教えられているようなもの。トレーニングをして筋肉痛になったり、苦しい思いを
したりするのは当然です。

もう少し踏み込んで言うなら、未熟な部分とは何度も何度も再生を繰り返してきた
たましいの歴史で、取りこぼした科目と言ってもいいでしょう。
現生でそれをクリアするべく、日々、取り組んでいるのです。
自分に起こることはすべて意味があり、自分にとって必要なこと。
仮にトレーニングがキツイからと逃げても、その科目をクリアするまでは
再びやってくるんでしょうね。

そうとはわかっていても問題が目の前に現れると本当に苦しくて時には逃げたくも
なりますよね。
そんなときにあなたの悩みをたとえ解決してあげられなくとも
一緒に考えたり聞くことで少しでもやわらかなお気持ちになることができればなぁと
思いつつ私はいつも麗王で立っているのです。

人を癒しているつもりはありません。
基本的には、人に人は癒せないのではないでしょうか。
人の心は深いものだから。
癒しとは、自らの気づきによって心を解放した時に得られるもの。
私はその人のお話を一心に受けとめて、本人が気づくのを見守るだけなのです。
人は認められたと思うことができると心底ほっとして、ふと自分を見つめ直し、
自ら解決策を見つけていくものなのだとみなさまから学びました。

どなたのお言葉だったか、「やさしさとは?」と聞かれて、人に星を教えること、
といった答えがありました。
「あれはね」と指さしても、自分の目と隣の人の目から見える星の角度は
なかなか一致しないもの。
相手の立場に立ち、なんとかわかるようにがんばる気持ちがやさしさなのだと。
麗王は、つねにそんなやさしい場所でありたいと思っています。
そしてその思いを胸にまた学び続けてゆく所存ですので
これからも長く永いおつきあいをどうぞよろしくお願いいたします。

この21年のご愛顧、ご声援に改めて感謝申し上げます。
また新しい22年目の始まり。
あなたにもいいことがたくさんありますように。

うららかな春の日にあなたへの感謝を込めて

P.S. おとりいただきましたボトルは期限なく大切に
お預かりさせていただいております。どうぞいつでも
お気軽にお寄りくださいませ。

.。・:*:‘★、.。・:*:・‘☆、.。・:*:・‘
麗王
トリニティ株式会社
末金典子

通常の1.5倍はあるジャンボコロッケ! まるごとゆでた有機いもとバターで炒めた
無投薬尾崎牛でうまみたっぷりに仕上げ、こくも風味も格段にアップした
ガツンと食べごたえの一品です!


写真をクリックすると拡大します。

材料:
コロッケだね有機じゃがいも(大3個・約750g)、宮﨑産の無投薬尾崎牛切り落とし肉(90g)、有機玉ねぎ(1/2個・約60g)、カルピスバター(25g)〕
特製バターミックス黒富士農場のリアル・オーガニック卵(2個)、宮平乳業の低温殺菌牛乳(3/8カップ)、ムソーの有機薄力小麦粉(70〜100g)〕

有機強力粉(適宜)
好みの有機サラダ(有機キャベツ、有機レタス、有機プチトマトなど・各適宜)
岩手県産南部小麦で作った無添加パン粉
野甫島の塩
有機こしょう
有機とんかつソース
オーサワの一番搾り菜種油
(揚げ油)

作り方:
①有機強力粉、無添加パン粉適宜をそれぞれバットに広げて入れる。ボールにバターミックスの材料を入れ、泡立て器で混ぜる。
②牛肉は幅1㎝、有機玉ねぎは5㎜角に切る。フライパンにバターを中火で溶かし、有機玉ねぎと牛肉を入れ、肉の色が変わるまで2分ほど炒める。野甫島の塩、有機粗挽きこしょう各少々をふり、バットに広げて冷ます。
有機じゃがいもはよく洗って鍋に入れ、いもの半分の高さまで水を加える。ふたをして中火にかけ、竹串がすっと通るまで40分ほど蒸しゆでにする。熱いうちに皮をむいてざっくりとつぶし、野甫島の塩、有機粗挽きこしょう各少々をふる。①を加え、木べらで混ぜ合わせる。6等分して暑さ2㎝の小判型に整え、強力粉を薄くまぶす。
③ころっけだねをバターミックスにくぐらせ、無添加パン粉のバットに入れ、パン粉をかぶせる。押さえると余分にパン粉がつくので押さえない。揚げ油を低めの中温に熱し、たねを入れて5〜6分揚げる。取り出して油を切り、サラダ、野菜とともに器に盛り、有機ソース適量をかける。

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

とうがんは時間をかけてやわらかく煮ます。無投薬刀根鶏から出たおだしと
無添加梅でじんわりおいしいお味です。


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材料:
宮崎県産無投薬刀根鶏もも肉(大2枚・約500g)
とうがん(1/2個・約1㎏)
無添加梅干し(大2個)
有機万能ネギの小口切り(適量)
有機醤油(大さじ1)
野甫島の塩

作り方:
①とうがんは一口大に切り、皮を厚めにむく。鶏肉は余分な脂肪や筋を取り除き、一口大に切る。
②鍋に水2.2ℓ、①の鶏肉、野甫島の塩小さじ1を入れて強火にかける。煮立ったら弱火にし、アクを除く。とうがんを加えて蓋をし、弱火で45〜50分、とうがんが柔らかくなるまで煮る。
③有機醤油を加え、無添加梅干しの種を除いて粗くちぎって加える。野甫島の塩で味を整える。器に盛り、有機万能ネギをちらす。

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

国産レモンでマリネしたオーガニックチキンがやわらか。手でギュッとつぶした
国産レモンは、スイスダイヤモンドフライパンの中でおいしいソースに変化します。
国産レモンの酸味をきかせた禁断のお味です!


写真をクリックすると拡大します。

材料:
宮崎県産無投薬刀根鶏もも肉(大2枚・約600g)
有機ズッキーニ(3/4本)
Aラウデミオ・フレスコバルディ・エキストラバージンオリーブオイル大さじ1.5、国産有機レモンの輪切り6枚、つぶした有機にんにく2片、有機ローズマリー6枝、野甫島の塩小さじ1強〕

作り方:
①鶏肉は筋切りをし、Aの材料で1時間〜ひと晩、冷蔵庫に入れて漬け込んでおく。国産有機レモンスライスは手で軽くつぶしてから漬け込む。有機ズッキーニは1㎝幅に切る。
②フライパンにラウデミオ・フレスコバルディ・エキストラバージンオリーブオイル小さじ4(分量外)を熱し、①の鶏肉の皮目を下にして焼く。有機ズッキーニに野甫島の塩少々(分量外)をふり、空いているところで一緒に焼き、焼けたら取り出す。鶏肉を中火で焼き、8分ほどしたら裏返して、レモンごと、マリネ液を加えて2〜3分焼く。
③器に鶏肉とレモン、有機ズッキーニを盛り付け、有機ローズマリーを添える。

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

あっという間に3月ですね。
毎年お送りしておりますバレンタインデーの麗王便りは、
今年はハワイで過ごしていたためにお送りできませんでしたので、
今日はそのハワイのことも含めて書こうと思っています。
お茶でも飲みながらゆっくりお読みいただけましたらうれしいです。

今回のハワイは「カイルア」という街の海沿いの一戸建てのお家に連泊で
滞在しました。
カイルアはハワイでも一番好きな街で、全米で一番に輝くビーチがずらりと
並んでいるかと思うと、畝々の美しい山々が街中に迫っていて、
山あり海あり緑ありのそれはそれは美しい街なんです。
ワイキキの喧騒から車でわずか30分ほどですので、オアフ島のどこに行くにも
ストレスもありません。
オーガニックの意識も高く、ファーマーズマーケットやホールフーズや
美味しいレストランやオーガニックショップなどのいろいろなお店が、
コンパクトに街の中心部に集まっているとても便利な街でもあります。

また、ハワイという所は夜空に輝く星がそれはそれは美しい所で、
ハワイ島で見たまさに空から降ってくるかのようなぎっしりの星々には
思わず「うわぁ~っ!」と叫んだほど本当に感動しました。

私は子供の頃も、星空を眺めるのが大好きで、天体観測をしに出かけたり、
毎日のように空を眺めていた時期がありました。
星の瞬きを眺めていると、なぜだか懐かしいような郷愁の思いにかられ、
吸い込まれるような不思議な感覚に誘われたものです。
あなたも、星にまつわる思い出が何か一つはありませんか?

古代の人々にとって星は特別な存在であり、農耕の時期を知る指針として、
あるいは天の予兆を知るすべとして、重要視され、時には神として崇められたり、
枚挙にいとまがないほど、多くの文献に星は記されてきました。

星との関わりは、そのように文化の起源と同じくらい古いと思われますが、
自然予知や神秘的な事柄だけでなく、星に特別な思いを抱くのは、
なぜなのでしょう?

今、この瞬間にも地球に降り注ぎ続けている星々の光。そのほとんどは、太陽系から
はるか遠い彼方の星々です。およそ150億年ほど前に、ビックバンが起こり、
無のゆらぎから宇宙は誕生したといわれています。それから、すごいスピードで宇宙は
膨張し続け、たくさんの銀河を星を誕生させていきました。でも、星には命があり、
いずれは死してチリになって、また新しい星となって生まれ変わるのです。まるで、
輪廻転生を繰り返すと言われる私たちの魂と同じように……。
今、この瞬間にも宇宙のどこかで星の命が終わりを迎え、そして宇宙のどこかでは
数えきれない数の星々が誕生しています。
私達の体を形成している物質も、元はといえば星の中で生まれたものなのです。
そう思うと、星を見ると懐かしい思いがするのも、星と文化が密接にかかわってきたのも、
体内で息づいている細胞が、宇宙の記憶を宿しているためかもしれませんね。

おとぎ話に、人はいつか星になる、そんな言葉があります。
亡くなってしまった人は夜空の星になって、いつまでも自分たちを見守ってくれている。
そう言い伝えられています。
でも、今回のハワイで幾日も夜空を見上げながら過ごした私がふと感じたのは、
星になるのは決して亡くなった人だけではないなということでした。

本当の暗やみの中で、しばらく夜空と向きあっていると、
人って結局は一人なんだなぁという怖いぐらいの孤独感が身体の中から溢れてきます。
そんな身動きのできない状態で見えるものを見ようとすると、
夜空の星に人の顔がひとつふたつと浮かんでくるのです。家族、友人、過去の人など、
一人一人の顔がくっきりと見えてくるのです。
それは自分が過去、現在、これから生きていくうえで、最も大切であり
愛している人たちです。表情もそれぞれ、笑ったり、怒ったり、何か言いたげだったり。
そして、私と見つめあっています。そこにはあたたかなやりとりがありました。
いつの間にか寂しさは消え、同時に、みんなへの感謝の気持ちが胸にどんどん
湧いてきます。みんなが自分をいつまでも見守ってくれていることを実感しました。
そのひとときはとても感情的で、何よりも真実で、かけがえのないやさしさで
いっぱいでした。

ハワイで知った自分の星。それは希望でもありました。
真新しい気持ちになった私は、いつか自分もその人たちにとっての星に
なれますようにと心から願いました。
そして、そうやってみんながみんなの星であれば、何があろうと、どこにいようと、
同じ夜空でつながっていられるのだなぁと思ったのです。

あなたは大切な人と、ちゃんとつながっていますか?
思いを分かち合えていますか?
あなたが今ここにいること。
大切な誰かに支えられて、今この瞬間があるということ。

今回のハワイの旅は、そっと、大切な人を想う、感謝の気持ちを見つめる、
そんな時間となりました。

***

さて。明日はおひな祭りですね。
もともとはこの日に川で手足を洗って心身の穢れを祓い、
邪気を身代わりの人形に移し、川や海に流し、家族全員の厄を祓い、
夫婦円満を願うという行事だったそうですが、後に、親が女の子の成長の節目を
祝い、年中行事に寄せて女の子の将来の幸せを祈るものとなったそうです。

明日は麗王で、白酒や、桜餅、えびといくらの手作り海鮮ちらしずし、
無添加ひなあられ、菜の花のおひたし、三重県産特大ハマグリの潮汁などで
古式ゆかしくお祝いしようと思っています。
あなたもぜひ御一緒くださいね。

***

麗王便りのバックナンバーは弊社HPからご覧ください。
http://www.trinityinc.jp/updated/(2017)
http://www.trinityinc.jp/updated/?cat=102(2016)

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麗王
トリニティ株式会社
末金典子

ピリッとした無添加ゆずこしょうの辛みがきいて食べ応えUPの一皿です。


写真をクリックすると拡大します。

材料:
沖縄県産紅豚のロース2㎜スライスしゃぶしゃぶ用(250g)
絹ごし豆腐・1丁を6等分に切る(2本)
有機小松菜・長さ5㎝に切る(2/3わ・150g)
有機にんにく・横薄切りにして芯を除く(大ひとかけ)
Aだし汁2カップ、純米酒、タカラの有機本みりん各大2、有機しょうゆ小2、野甫島の塩小2/3〕
無添加柚子胡椒小2

作り方:
①フライパンにA、有機にんにくを入れて強火にかけ、ひと煮立ちさせる。豚肉を加えてほぐしながら火を通し、煮立ったらアクを取る。
②無添加柚子胡椒を加えて溶き、豆腐をならべ、隙間に有機小松菜を入れ、ふたをして弱めの中火で5分ほど、豆腐が温まるまで煮る(すべての材料を入れたら、ふたをして煮て、豆腐があたたまれば出来上がり)。

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。