国産レモンでマリネしたオーガニックチキンがやわらか。手でギュッとつぶした
国産レモンは、スイスダイヤモンドフライパンの中でおいしいソースに変化します。
国産レモンの酸味をきかせた禁断のお味です!


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材料:
宮崎県産無投薬刀根鶏もも肉(大2枚・約600g)
有機ズッキーニ(3/4本)
Aラウデミオ・フレスコバルディ・エキストラバージンオリーブオイル大さじ1.5、国産有機レモンの輪切り6枚、つぶした有機にんにく2片、有機ローズマリー6枝、野甫島の塩小さじ1強〕

作り方:
①鶏肉は筋切りをし、Aの材料で1時間〜ひと晩、冷蔵庫に入れて漬け込んでおく。国産有機レモンスライスは手で軽くつぶしてから漬け込む。有機ズッキーニは1㎝幅に切る。
②フライパンにラウデミオ・フレスコバルディ・エキストラバージンオリーブオイル小さじ4(分量外)を熱し、①の鶏肉の皮目を下にして焼く。有機ズッキーニに野甫島の塩少々(分量外)をふり、空いているところで一緒に焼き、焼けたら取り出す。鶏肉を中火で焼き、8分ほどしたら裏返して、レモンごと、マリネ液を加えて2〜3分焼く。
③器に鶏肉とレモン、有機ズッキーニを盛り付け、有機ローズマリーを添える。

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。

あっという間に3月ですね。
毎年お送りしておりますバレンタインデーの麗王便りは、
今年はハワイで過ごしていたためにお送りできませんでしたので、
今日はそのハワイのことも含めて書こうと思っています。
お茶でも飲みながらゆっくりお読みいただけましたらうれしいです。

今回のハワイは「カイルア」という街の海沿いの一戸建てのお家に連泊で
滞在しました。
カイルアはハワイでも一番好きな街で、全米で一番に輝くビーチがずらりと
並んでいるかと思うと、畝々の美しい山々が街中に迫っていて、
山あり海あり緑ありのそれはそれは美しい街なんです。
ワイキキの喧騒から車でわずか30分ほどですので、オアフ島のどこに行くにも
ストレスもありません。
オーガニックの意識も高く、ファーマーズマーケットやホールフーズや
美味しいレストランやオーガニックショップなどのいろいろなお店が、
コンパクトに街の中心部に集まっているとても便利な街でもあります。

また、ハワイという所は夜空に輝く星がそれはそれは美しい所で、
ハワイ島で見たまさに空から降ってくるかのようなぎっしりの星々には
思わず「うわぁ~っ!」と叫んだほど本当に感動しました。

私は子供の頃も、星空を眺めるのが大好きで、天体観測をしに出かけたり、
毎日のように空を眺めていた時期がありました。
星の瞬きを眺めていると、なぜだか懐かしいような郷愁の思いにかられ、
吸い込まれるような不思議な感覚に誘われたものです。
あなたも、星にまつわる思い出が何か一つはありませんか?

古代の人々にとって星は特別な存在であり、農耕の時期を知る指針として、
あるいは天の予兆を知るすべとして、重要視され、時には神として崇められたり、
枚挙にいとまがないほど、多くの文献に星は記されてきました。

星との関わりは、そのように文化の起源と同じくらい古いと思われますが、
自然予知や神秘的な事柄だけでなく、星に特別な思いを抱くのは、
なぜなのでしょう?

今、この瞬間にも地球に降り注ぎ続けている星々の光。そのほとんどは、太陽系から
はるか遠い彼方の星々です。およそ150億年ほど前に、ビックバンが起こり、
無のゆらぎから宇宙は誕生したといわれています。それから、すごいスピードで宇宙は
膨張し続け、たくさんの銀河を星を誕生させていきました。でも、星には命があり、
いずれは死してチリになって、また新しい星となって生まれ変わるのです。まるで、
輪廻転生を繰り返すと言われる私たちの魂と同じように……。
今、この瞬間にも宇宙のどこかで星の命が終わりを迎え、そして宇宙のどこかでは
数えきれない数の星々が誕生しています。
私達の体を形成している物質も、元はといえば星の中で生まれたものなのです。
そう思うと、星を見ると懐かしい思いがするのも、星と文化が密接にかかわってきたのも、
体内で息づいている細胞が、宇宙の記憶を宿しているためかもしれませんね。

おとぎ話に、人はいつか星になる、そんな言葉があります。
亡くなってしまった人は夜空の星になって、いつまでも自分たちを見守ってくれている。
そう言い伝えられています。
でも、今回のハワイで幾日も夜空を見上げながら過ごした私がふと感じたのは、
星になるのは決して亡くなった人だけではないなということでした。

本当の暗やみの中で、しばらく夜空と向きあっていると、
人って結局は一人なんだなぁという怖いぐらいの孤独感が身体の中から溢れてきます。
そんな身動きのできない状態で見えるものを見ようとすると、
夜空の星に人の顔がひとつふたつと浮かんでくるのです。家族、友人、過去の人など、
一人一人の顔がくっきりと見えてくるのです。
それは自分が過去、現在、これから生きていくうえで、最も大切であり
愛している人たちです。表情もそれぞれ、笑ったり、怒ったり、何か言いたげだったり。
そして、私と見つめあっています。そこにはあたたかなやりとりがありました。
いつの間にか寂しさは消え、同時に、みんなへの感謝の気持ちが胸にどんどん
湧いてきます。みんなが自分をいつまでも見守ってくれていることを実感しました。
そのひとときはとても感情的で、何よりも真実で、かけがえのないやさしさで
いっぱいでした。

ハワイで知った自分の星。それは希望でもありました。
真新しい気持ちになった私は、いつか自分もその人たちにとっての星に
なれますようにと心から願いました。
そして、そうやってみんながみんなの星であれば、何があろうと、どこにいようと、
同じ夜空でつながっていられるのだなぁと思ったのです。

あなたは大切な人と、ちゃんとつながっていますか?
思いを分かち合えていますか?
あなたが今ここにいること。
大切な誰かに支えられて、今この瞬間があるということ。

今回のハワイの旅は、そっと、大切な人を想う、感謝の気持ちを見つめる、
そんな時間となりました。

***

さて。明日はおひな祭りですね。
もともとはこの日に川で手足を洗って心身の穢れを祓い、
邪気を身代わりの人形に移し、川や海に流し、家族全員の厄を祓い、
夫婦円満を願うという行事だったそうですが、後に、親が女の子の成長の節目を
祝い、年中行事に寄せて女の子の将来の幸せを祈るものとなったそうです。

明日は麗王で、白酒や、桜餅、えびといくらの手作り海鮮ちらしずし、
無添加ひなあられ、菜の花のおひたし、三重県産特大ハマグリの潮汁などで
古式ゆかしくお祝いしようと思っています。
あなたもぜひ御一緒くださいね。

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麗王便りのバックナンバーは弊社HPからご覧ください。
http://www.trinityinc.jp/updated/(2017)
http://www.trinityinc.jp/updated/?cat=102(2016)

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麗王
トリニティ株式会社
末金典子