無投薬の刀根鶏と椎茸をこんがり焼き、
メープルシロップと日本酒と有機醤油の甘じょっぱい漬けダレに漬け込み、
海苔をちらしたご飯にのせ、無添加梅酢漬けのしょうがを添え、
七味唐辛子をかけていただく丼です。

【末金典子】


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▶今日の料理は料理研究家として第一人者の一人有元葉子さんのレシピです。毎日違うレシピを試していると、レシピを提供する料理研究家の方々の料理に対する姿勢と、経験の深さと、センスの違いがだんだんわかるようになってきます。数多くの料理研究家が様々なメディアに登場しますが、素晴らしいと思える方はそれほど多くはありません。私たちのお気に入りは、有元葉子さんを始め、コウケンテツさん栗原はるみさん辰巳芳子さんなど。ケンタロウさんも素晴らしかったのですが、バイク事故にあわれて今はリハビリに専念されているようです。

▶どんぶりの最後にのせる紅しょうがは、創健社のものをグリーンリーフで購入。もちろん化学調味料、着色料、保存料無添加。国産しょうがを、国産特別栽培の梅から作った梅酢、国産しそ、にがりといっしょに漬けたもの。スーパーで販売されている紅しょうがのほとんどは着色料で赤く染まっています。この紅しょうがはたこ焼き、お好み焼き、焼きそばなどに使っても、さぞかしおいしいと思います。

宮崎産無投薬平飼いの刀根鶏のもも肉と椎茸を網焼きします。有元さんのレシピでは網焼きと指定されていましたのでその通りにじっくり焼いてみたところ(焼き上がりまで少し時間がかかります)、なるほどフライパンなどで焼きつけるのとまったく異なるふっくらした焼き上がりになります。理想を言うならば炭火焼にしたいところですが、家庭では網焼きにするだけでも料理がぐっと盛り上がります。

焼き上がった鶏と椎茸を、純米酒を煮立ててからカナダ産ナチュラルメープルシロップ、有機しょうゆを加えた漬けダレに漬け、焼き海苔をちらしたごはんにのっけて、七味唐辛子を振ります。しょうゆと砂糖ベースの照り焼きダレと比べて、メープルシロップの方がぐっと優しい味になります。有元さんならではの選択といった感じ。

▶椎茸は原木椎茸の方が断然おいしいのですが、残念なことに今日は入手できませんでした。よって、菌床栽培の椎茸です。

▶ほうれん草のお味噌汁は、チョーコーの有機麦味噌で。味噌は米味噌、麦味噌、麦米合わせ味噌などがありますが、私たちは麦味噌の優しさが好きです。サンエーコンベンションシティで手に入ります。なぜかサンエーハンビータウンにはおいていません。

【樋口耕太郎】

なぜ私たちが食に関心を持つのか、おいしいレジスタンスを参照下さい。