新しい年が始まりましたね!
今年の沖縄のお正月はまるで常夏!?とでもいうぐらい暖かい毎日でしたが
あなたはどんな2016年の始まりをお迎えでしたでしょうか。
私はと言いますと、ごくごくオーソドックスに、大晦日は年越しそばをいただき、
紅白歌合戦を観て今やもうついていけない流行歌のお勉強をこなし、
おせち料理をゆっくり作り元旦にお雑煮・お屠蘇とともにいただき、
初詣には普天間神宮までランニングで行ってお参りをし、初風呂の後は
ヨガも楽しみ、あとはひたすら読書とお料理とDVD三昧というお正月でした。
久々にそういうのんびりとした時間を持つことができましたので、
改めて昨年という年を振り返ってみました。
あなたにとってはどんな一年でしたでしょうか。
禍福さまざまでしたが、とりわけ、戦後70年にあたる年として、いろいろなことを
考えた年だったように思います。

話は少し遡りますが、2001年9・11の後に、アメリカでブッシュ大統領に
武力行使権限を与える決議に対して、上院は98人、下院は420人、
ほかの全員が賛成するなかで、たった一人だけ反対票を投じた下院議員が
いたということを覚えておられるでしょうか。バーバラ・リーという女性議員です。
彼女は、武力の悪循環が制御不能にならないように、熟慮して
決断すべきだと異論を提示しました。すべてが同じ流れに動くときに、
圧倒的多数に対して、一度冷静に考えようという投げかけは、とても
勇気がいる、大きな意味のあるものです。

日本では、安全保障関連法が9月に成立しました。これは、暮らしを
左右する大きな転換です。集団的自衛権の行使容認や、その先の
憲法9条改正が取り沙汰される流れのなかで、賛成にしろ反対にしろ、
私達個人個人がしっかりと考えを持って判断できるようにしなければ
ならないのだと思います。誰かがやってくれるだろう、誰かが考えてくれるだろう
とはもう言っていられないときなのではないでしょうか。
今後もしっかりと注視していきたいものですね。

しっかりと考えたい暮らしの問題は、ほかにもいろいろとあります。
原発やエネルギーの問題をどう解決し、暮らしやすく接続可能な社会に
していくのか、
貧困や経済的な格差をどうなくしていくのか、
都市と地方の格差を少なくし、どこに住んでいても豊かに楽しく
生活できるようにするにはどうすればよいのか、
子育てしやすい社会や、高齢者が安心して暮らすことができる世の中に
するには……。

麗王で様々な立場の方々とこういったいろいろなお話をさせていただいていて
いつもつくづく感じることですが、私達は多様な考えや立場の人たちと
共生しています。
それぞれの人を慮り、相手の気持ちをきちんと理解して行動しつつ、
自分の考えもしっかりと持って誠実に伝えていきたいものだと、
新年の最初に改めて思いました。

今年も麗王でのひとときを優しさや楽しさで包むことができますように。
私もそんな想いで今日からスタートをきりたいと思います。
今年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

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7日の木曜日は七草です。
歴史は平安時代にさかのぼります。
朝廷では一月七日に若葉を摘み、冬の寒さを打ち払おうとする習わしが
ありました。
一方、海を隔てた中国でも、この日に7種類の菜の煮物を食べれば、万病に
かからないという言い伝えがありました。
七草がゆは、この日本と中国の風習が合体し、一月七日に、一年の無病息災を
願い、七草を入れたおかゆをいただいて、冬に不足しがちな野菜を補い、
お正月の暴飲暴食で疲れた胃袋をいたわるという古人の知恵が、
現代に生き続けている行事なんです。
お休みモードからふだんの生活に切り替えるきっかけとしてはとっても
おすすめです!
麗王では4・5・6日はおせち料理を、7日はこの七草粥を
御用意しておりますのでぜひ召し上がってみてくださいね。

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麗王
トリニティ株式会社
末金典子