もうすぐ11月だというのにまだまだクーラーガンガンだなぁと思っていたら
今週あたりからぐーんと秋の雰囲気が漂い始め、台風も来ちゃいそうですね。
あなたはお元気でしょうか。

さて、月末はハロウィンですね。
ハロウィンの始まりは、古代ヨーロッパの原住民ケルト族の宗教行事。
11月1日を新年とする彼らはその前夜に死者の霊が訪れると信じ、
充分な供物がないと悪霊に呪われると恐れていました。そのため魔よけをし、
同時に秋の収穫を祝う祭りを行っていたとか。
その後、多くの聖人たち(Hallow)を祝う万聖節となり、近年、欧米では
魔女やお化けなどの仮装をした子供たちが
「Trick or treat!(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!)」と家々を回ったり
仮装をしたりして楽しむ日に変化しています。
日本でも注目されるようになったのはここ20年ほどのことですが、
年々派手なイベントになり、今ではスーパーなどでもたくさんのハロウィン仕様の
お菓子が売られていますね。
私達もたまには童心に戻ってみることも大切なことかもしれません…。

さて、南米アマゾンの先住民の写真を撮りためたいと思ってエクアドルに行かれた
写真家の方のお話なのですが、
その辺のジャングルにはジャガーが棲んでいて、よく出くわすこともあるのだと言って、
先住民の人から戦った時の傷跡を見せてもらったそうです。
そこで、そんな恐ろしい所で暮らしている先住民の彼に質問をしたくなったそうです。
「あなたたち部族は天国と地獄についてどんな考えを持っているのか。」と。
すると、彼はきょとんとし、この人は、何をわけのわからないことを言っているんだ!
という目で写真家の方を見て、しばらくして、
「ここが天国ではないのか?」
と逆に聞いてきたそうです。その後写真家の方は声を失ってしまったとか。
そうですよね。天国に住むか、地獄に住むか、それは自分の心次第なのです。

サバンナを生きる動物からも、学ぶことはたくさんあるそうです。
シマウマやヌーがたくさん移動していたそうなのですが、あのでっかい大地の上を、
シマウマもヌーも一列になって歩いているのだそうです。広い大地なのだから、
自由に歩けばいいですよね。でもそうではなく、自分達が食べるための草が
荒れないように、みんなで気を遣い、草を踏み潰さぬよう歩いているのだそうです。
なんという美しい光景なのでしょう。人間は自分だけよければよいと、あとのことを
考えずに、限りある地球を壊し続けています。こんなことで本当にいいのでしょうか。
人間が偉いと思っているのは、思いあがりのような気がしてなりません。

身体も頭も心も硬くしていると、ぶつかる頻度も増えます。
自分を柔軟にすることが大切だなぁと、こういうお話をうかがうとつくづくと思います。

一見、やさしくて柔らかいものは、パワーがないように思えますが、
老子の「道徳経」に、
「世の中でもっとも柔らかいものが、世の中でもっとも堅いものを突き動かす」
とあります。
世の中でもっとも柔らかいものとは、開いた心のこと。
世の中でもっとも堅いものとは、閉じて縮こまった心のこと。
そんな気がします。

さぁ、あなたも童心にかえって、子どものころに好きだった絵本や物語、漫画を
取り出し、そっと開いてみたり、懐かしい音楽や映画を楽しんだりして
自分の原点に還る時間をつくりましょう。
今の自分への驚くようなヒントが見つかるはずです。

私も賑やかにハロウィンの飾り付けをして、ハロウィンの日には魔女に扮し
お菓子も御用意して、あなたをお待ちしております!
「麗王に来てくれなきゃイタズラするぞ!」

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* 童心にかえって野生を呼び戻すべく11月1日(水)~13日(月)までの13日間
ハワイに行ってまいりますため勝手ながらお休みさせていただきます。

* 麗王便りのバックナンバーは弊社HPからご覧ください。
http://www.trinityinc.jp/updated/?cat=102

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麗王
トリニティ株式会社
末金典子