先月末には大きな台風が来て 1日半も停電し、もうこれで夏が終わったかなぁ、
なんて思っていたら、あっという間にぐーんと秋の雰囲気が漂ってきています。
季節の変わり目、あなたはお元気でしょうか。
さて、来週はハロウィンですね。
ハロウィンの始まりは、古代ヨーロッパの原住民ケルト族の宗教行事。
11月1日を新年とする彼らはその前夜に死者の霊が訪れると信じ、
充分な供物がないと悪霊に呪われると恐れていました。
そのため魔よけをし、同時に秋の収穫を祝う祭りを行っていたとか。
その後、多くの聖人たち(Hallow)を祝う万聖節となり、
近年、欧米では魔女やお化けなどの仮装をした子供たちが
「Trick or treat!(お菓子をくれなきゃイタズラするぞ!)」と家々を回ったり
仮装をしたりして楽しむ日に変化しています。
日本でも注目されるようになったのはここ20年ほどのことですが、
年々派手なイベントになり、今ではスーパーなどでもたくさんのハロウィン仕様の
お菓子が売られていますね。
私達もたまには童心に戻ってみることも大切なことかもしれません…。
さて。
その子どもの頃に、少女の頃に、若い頃に、
あの人、素敵だなぁ、と憧れた人は、
実は今思うと、
「生き方」が素敵な人だったなぁと思うのです。
服装や振る舞い、顔の表情など、表面的なところにも「生き方」は
透けて見えたりするものですし、
また、凛としていたり、裏表がなかったり、思いやりがあったり、
その人が持つ雰囲気や人間性は、「生き方」がつくりあげていると私は思うのです。
世の中のせいにしない、自立している、人の幸福を喜ぶことができる、
心に余裕がある、いまを楽しんでいる…。
以前も書いたテーマですが、「どう生きるか」とは「自分がどういう人間になるか」
ということなのではないでしょうか。
サルトルは言いました。
「すべての答えは出ている。どう生きるかということを除いて。」と。
自分がどんな人になるかの答えはなく、どう生きたかによって決まっていくのでしょう。
あなたは、素敵な人になるために、どう生きますか。
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とりあえず私は、自然体になって素直な自分になることができるハワイで
根っこの部分を見つめ直すため行って参ります!
また、麗王の床のリニューアル工事も行いますため
10月28日(日)~11月8日(木)までの12日間、
勝手ながらお休みさせていただきます。
それまでは賑やかにハロウィンの飾り付けをして、お菓子も御用意して、
あなたをお待ちしております。
「麗王に来てくれなきゃイタズラするぞ!」
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* 全国で100万人以上の人々が読んで反響を呼んでいる
麗王でおなじみの沖縄大学・樋口先生が沖縄タイムス電子版の
「樋口耕太郎のオキナワ・ニューメディア」に連載中の
「沖縄から貧困が無くならない本当の理由・その7」がアップされています。
まだお読みでない方は是非!
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麗王
トリニティ株式会社
末金典子
| 麗王だより 2018年
今年の夏は暑かったですね~!…と、もう過去形になるほど、秋の風が何やら
吹き始めています。
あなたのこの夏はいかがでしたでしょうか。
9月になりますと、「秋分の日」「十五夜」と、もうすっかり秋の暦。
本当に季節の巡るのの早いことったら!あれよあれよという間に今年だって
もう明けてしまいますよ~。
さて。先日のこと。
麗王で私の15年程前の写真を見た方が私に向かって
「このかわいい女性は誰なの?」と冗談ではなく真顔で聞かれるんです。
「もちろん私ですよ~。」とお答えすると、
「は?ウソでしょ~?本当は誰なの?」と。
……。
昔の私を褒められて嬉しいと喜ぶべきか、
今の私は昔の写真から想像もできないほど老けているのだと知って落ち込むべきか…。
最近、仕事机に、鏡を置いてみました。
パソコンを立ち上げてにらめっこして、ふと目線をあげると自分の顔がその鏡に
映っています。最初はぎょっとして、いかに自分が険しい顔で仕事をしているかを見て、
一瞬にして目を伏せてしまいましたが、最近は、しっかり見られるようになりました。
への字になった口元の口角をあげてみたり、ほおや額を指で持ち上げてみたり、
あれこれ自分の顔を触ってみるのですが、どう頑張っても昔の自分にもどれません。
でも問うてみます。
昔のほうが好き?
答えはノー。
確かに若かった頃の顔のほうが良かったと思うけれど、好きなのは今の自分。
パートナーとも巡り会え、仕事も今まで続けることができました。
鏡に写った自分の顔をまじまじと眺め、様々なことを思いおこし、まあいいか、と
許してあげました。
実は見ているのはシミや皺ではなく、頑張った自分の瞳の奥だったのです。
昔から持っているその古い鏡に映った自分。
綺麗とはほど遠く、欠点ばかりではあるけれど、ごく簡単なお手入れを続けてきた
自分にも今は愛おしさを感じています。
なので今は鏡をのぞくたびに自分ににっこり笑うようにしています。
シミや皺を気にして、歳を取るのを嫌がらず、気にせずに、
それよりも、「心の皺」は深くしないように努めたいです。
あなたも鏡をまっすぐにのぞき、自分の名前を10回、はっきりと声に出してみて。
きっと誇りが甦ります。
「20歳の顔は自然の贈り物。50歳の顔はあなたの功績。」
ーココ・シャネルー
月曜日は敬老の日。
老いることを厭わずに、歳を重ねた功績にどうぞ目を向けてみてくださいね。
登った山から見える景色もまた格別なものですよ。
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麗王
トリニティ株式会社
末金典子
| 麗王だより 2018年
ここ沖縄は先月にもう梅雨明けし夏真っ盛り! ひゃぁ~!暑いのなんのって!!
あなたはお元気にお働きでしょうか。
私はこの2月に母を亡くしたのですが、もう28年も沖縄と大阪で
離れて暮らしていたとはいえ、愛する人が亡くなると、生活にはいろいろと変化が
起こるものだなぁと感じています。
自然災害などでたとえ見ず知らずの人が亡くなったときにであっても、
私達の考え方には変化が生じます。
死は人生につきものであり、死を思うたびに、私達は人生を大切にしようと
考えます。
そしてそんなことを思うたびにいつもこのお話を思い出すのです…。
タイの高僧の有名な逸話なのですが、
陶器のお茶碗を手にとり高僧がお弟子さんに言われたそうです。
「これをご覧なさい! この茶碗にはひびが入っています。」
お弟子さんはそのお茶碗に近づいてみましたが、ひびなどまったく見えませんでした。
すると高僧がおっしゃるには、
「ひびは今は見えませんね。でも、ひびは現にあるのです。いつか誰かがこの茶碗を
落としたら、ひびは現れ、最後には割れてしまうのです。それが宿命なのです。」
高僧はさらに続けて、
「ですが、、もしこの茶椀がプラスチック製だったら、そういう宿命を持ちませんし、
ひびも入らないでしょう。落としたり、踏んづけたり、蹴飛ばしたりしても、
壊れることがないとなると、大切に扱う必要もなくなるでしょう。
でも、今私が持っているこの茶碗は壊れものですから、大切に扱う必要が
あるのです。」
ここで高僧は力を込められ、
「それと同じで、あなたたちの体にもひびが入っているのです。ただ、そのひびは
今は見えません。でも確実にひびはあるのです。なぜなら、あなたたちは将来
死ぬからです。いつの日か、事故に遭ったり、病気になったり、年をとったりします。
するとひびが表に出てきて、あなたたちは死ぬのです。それがあなたたちの
宿命なのです。」
そして、高僧はこう結論づけられたそうです。
「もしあなたたちの人生が永遠に続くのなら、そして、もしあなたたちの人生が
プラスチック製の茶碗のように壊れないものなら、人生を大切に生きていく必要は
ないでしょう。ですが私達の体はいわば壊れものであり、いつか死ぬ運命に
あるのです。だからこそ、私達は今を大切に生きる必要があるのです。」と。
人間関係も陶器のお茶碗と同じく壊れものですから、お互いに大切に
つきあう必要があるのですね。
「幸せの中にもひびが入っている」ことを理解すれば、日々の喜びを当然とは
思わなくなりますものね。
人生がいつか終わることを心から理解すれば、人は一瞬一瞬を大切に思うように
なるのでしょう。
あなたにも私にも、見えないひびが入っています。
形あるものは、いつか滅びます。
連休の海の日には広~い大~きな海でも眺めてう~んとリフレッシュして、
人生、終わりがあることを忘れずに今を大切に生きましょう!
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